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春江さくらの杜が、月間「厚生労働」に掲載されました。

2020.01.22

MEDIA

「知りたい」と「知ってほしい」をつなげる『厚生労働』1月号に、春江さくらの杜が掲載されました。

ぜひご覧ください。

掲載記事はこちら

(以下記事)

アイドルが突撃 介護の現場
短期入所生活介護――訪問先●春江さくらの杜

●レポーター/みほとけちゃん
1994年生まれ。2016年度ミス鎌倉。慶應義塾大学看護医療学部卒業、看護師資格を持つ。2018年にアイドルグループを卒業。現在はアイドル活動に加えて、ラジオパーソナリティやMC業を中心にソロ活動をしている。仏像・お寺の魅力を広げるために精力的に発信を続けている。
SNSアカウント:@mihotoke_chan

DATA
社会福祉法人 春和会 特別養護老人ホーム 春江さくらの杜(ショートステイ)
〒134‐0003 東京都江戸川区春江町5‐4‐2
TEL.03-5879-3260

◎短期の入所で介護者の負担も軽減

 今回は、社会福祉法人春和会の春江さくらの杜にお邪魔しました。「短期入所生活介護」について、施設長の木村真弓さんに教えていただきます。短期入所生活介護とは、どのようなサービスですか?
 木村●在宅で介護を受けている方を一時的にお預かりするサービスです。ショートステイとも言われています。
介護者(介護する人)が病気や心身に負担を感じているときや冠婚葬祭、出張、旅行などで介護ができないとき、利用者(介護を受ける人)が身体的・精神的に自宅で介護を受け続けるのが厳しいときなど、さまざまな場面で利用者を一時的にお預かりします。

――利用の条件や回数の制限はありますか? また、利用までの流れも教えてください。
 木村●短期入所生活介護は要介護認定を受けていれば、利用できます。1回の利用につき連続30日が上限です。
春江さくらの杜では、まず、地域のケアマネジャーから依頼がきます。その後、利用者や家族と直接会って、利用期間、利用者の生活リズムや食事の形態などの情報をヒアリングして集め、対応できるかを判断します。

――こちらの短期入所生活介護事業所の特色は何ですか?
 木村●可能な限り自立した生活を送るための支援の一つなので、キッチンで料理をしたり、洗い物をしたり、部屋で自由に過ごしたりと、その人のできることの維持を図りながら介護を受けられるという点です。そのような本人や家族の要望に合わせて、入浴や食事などのサービスを提供しています。また、コンスタントに利用してもらうことで、介護者はストレスや疲労をためずに済むという点もメリットだと思います。

 自宅で介護をしている人や、これから介護をすることに不安を抱いている人に、ぜひ知っておいてほしいサービスですね。

◎職員インタビュー

――生活相談員の稲葉和美さんに、お話を聞いてみます。印象的だった利用者について教えてください。
 稲葉●ケアマネジャーから、気難しい利用者だと説明を受けたうえで、短期入所生活介護で受け入れたことがありました。入所期間中、根気強くその人に向き合って過ごしたことで、帰るときには手を握ってお礼を言われました。人は人で変わると施設長も言っており、その人はその後も、定期的に当施設を利用してくれています。がんばってよかったなと思いました。

 働くうえで大切にしていることは何ですか?
 稲葉●施設長の「利用者第一」の考えに共感し、春江さくらの杜を選びました。そのため、利用者ができることは尊重し、できないことを手伝うように意識しています。利用者がいきいきと生活できるように支えていきたいです。

――いずれは「施設長になりたい」と話す稲葉さん、とてもかっこいいです!

◎利用者インタビュー

 利用者の三橋信子さんに、お話を聞いてみます。どのようなときに短期入所生活介護を利用しているのですか?
 三橋●一緒に暮らしている家族が何日か留守にするときに使っています。歩行器を使っているのですが、転んで動けなくなったときに誰もいない状況になるのを家族が心配をするので、一人になるときは利用しています。

――入所中はどのように過ごしていますか? また、春江さくらの杜の魅力は何ですか?
 三橋●いつもどおり、日記を書いたり、誰かとおしゃべりしたりして過ごしています。私は97歳ですが、自分の歯が多く残っているのが自慢で、大切にしています。そのため、歯磨きセットも自分のものをしっかり持ってきているんです。
ここは職員が優しくて、建物がきれいなところが気に入っていますよ。
 とっても元気な三橋さん。毎日かかさずつけているのだと、日記帳を見せてくれました。

短期入所生活介護「春江さくらの杜」ってどんなところ?
木村真弓さん(春江さくらの杜 施設長)

全員個室のユニットケア(個別ケア)で、個人の生活を大切にしています
「生活をする場」なので、自宅で行っていたことを継続してできるように支援しつつ、必要な介護を提供します。

入浴介助など自宅での負担が大きい介護を提供します
介護者が高齢の場合などは、短いスパンで定期的に利用してもらうことで、介護者の負担軽減にもつながります。

特養の生活やサービスを確認できます
特別養護老人ホーム(特養)と短期入所生活介護が同じ建物にあるので、特養での生活や受けられるサービスを事前に確認できます。短期入所生活介護を経て特養に移る場合もあります。

知っておいてください!
連続して使えるのは30日までで、31日目からは介護保険外になります。また、要介護度によって料金が変わる点も確認しておきましょう。

◎介護保険制度とは……

高齢化が進むなかで増えてくる、介護が必要になった高齢者を社会全体で支えるためのものです。
65歳以上で要支援・要介護の認定を受けていれば、介護保険サービスを受給できます。利用者の所得に応じて、介護保険サービスの費用の7~9割を負担してくれます。
(40~64歳でも条件を満たせば利用できます)

◎要介護度とは……

寝たきりや認知症などで常時介護を必要とする状態を「要介護状態」、家事や身支度などの日常生活に支援が必要で、特に介護予防サービスが効果的な状態を「要支援状態」と言います。
この程度を要介護認定で判断します。要介護度の区分は要支援1・2、要介護1~5です。

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