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川口さくらの杜職員が読売新聞「外国人材@日本 聞く」に掲載されました。

2020.10.29

MEDIA

川口さくらの杜職員が2020年10月18日(日)読売新聞朝刊「外国人材@日本 聞く」に掲載されました。

「冷たい日本人」は誤解

▷ インドネシア レディ・アントニさん
人の世話をするのが好きで、母国で看護師をしていました。2018年、アニメが好きだったこともあって日本で働こうと決心し、来日しました。日本について調べると、「日本人は冷たい」「なかなか溶け込めない」という話がありましたが、2年半がたった今、そうした見方は誤解だと言い切れます。
来日後、愛知県で日本語や介護に関する研修を受けました。その時、研修仲間と名古屋市の水族館に行こうとして、途中で道がわからなくなりました。日本語の勉強も兼ね、近くにいた若いカップルに「すいません。ちょっとよろしいでしょうか」と声をかけると、なんと目的地まで案内してくれました。
また、名古屋市の中心部に行こうとして、どの電車に乗り換えればいいか分からなくなった時も、通りかかった女性に尋ねたら、私たちが電車を降りるまで一緒に乗ってくれました。行先が偶然近くだったのかもしれませんが、日本人の親切さには驚きました。
家族のように付き合っている日本の友人もいます。愛知県にいた時にイベントで知り合った人とは連絡を取り続けていて、かわいい子どもの写真を送ってくれます。私の仕事が休みの日に、一緒にカフェに行ったり、澁谷まで遊びに行ったりする人もいます。
日本人は、言いたいことをはっきり言わないときがあります。私も声をかけられたとき、「一緒に行こう」と誘われているのかどうか分からず、戸惑ったことがあります。外国人に話しかけられると、警戒する日本人もいます。そうした点が、「冷たい」と思われるのかもしれません。しかし、実際に話してみると、日本人はとても温かいです。
私は大好きになった日本に、ずっと居たいと思っています。働く場を増やすため。日本の看護師や介護福祉士の資格を取得できるように頑張ります。